路盤とは、舗装の表層・基層を下から支え、交通荷重を分散させて路床に伝える層のことです。「ろばん」と読みます。路床(舗装の下にある地盤)を仕上げたうえに砕石などを敷きならし、締め固めて築造します。
使われる場面
外構の車路や駐車場、構内の仮設道路をつくるときに登場します。掘削したままの地盤に直接アスファルトを舗設すると、生コン車やダンプが通った時点で沈下し、わだちが残ってしまいます。そこで路床を所定のレベルで仕上げ、砕石を敷いてローラーで締め固めます。路盤を築いてから舗装へ移ります。
仮設ヤードでは表層を打たず、路盤のまま使うこともあります。雨のあとの荒れ方が変わるので、厚めに見るか敷鉄板を併用するかを先に決めておきたいところです。
種類と規格
路盤は厚くなると上下2層に分け、下側を下層路盤、上側を上層路盤と呼び分けます。上層路盤ほど良質な材料を使います。
- 下層路盤:クラッシャラン(C-40など)。破砕したままで粒度を調整していない砕石
- 上層路盤:粒度調整砕石(M-30など)。細粒分まで配合を整えた砕石で、締まりやすく支持力が出る
呼称の数字は最大粒径(mm)です。1層の仕上がり厚さは下層路盤で20cm以下、上層路盤の粒度調整工法で15cm以下が目安とされています(舗装施工便覧)。修正CBRや締固め度の管理値は発注者の仕様書で変わります。
関連語
- 路床:路盤の下で舗装を支える地盤部分
- 床付け:所定の深さまで掘削し床面を仕上げる作業
- 埋戻し:掘削部を良質土で埋め戻し締め固める作業
- 敷鉄板:仮設道路の支持力を補う鋼板
- 砕石地業:基礎の下に敷く砕石層。舗装下の路盤とは別物
路盤は舗装してしまえば手が届きません。表層に沈下やひび割れが出たとき、原因が路盤側にあっても手直しは表層の打ち直しから始まります。ローラーが届かない構造物際や桝まわりこそ、転圧の当て方を先に決めておきましょう。

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