砕石地業とは、基礎や土間コンクリートの下に砕石を敷き並べ、ローラーやランマーで締め固めて地盤を安定させる地業のことです。
以前は割栗石を使う割栗地業が一般的でした。※以前と言っても私も経験したことはありません。
いまの現場ではこの砕石地業が主流になっています。掘削した底(床付け面)の上に直接設けることが多く、捨てコンクリートの下地という位置づけです。
砕石地業は仮設のためのものではありません。
掘削による不陸などを適切に均し、建物荷重・基礎荷重を支持地盤に十分に伝達させる意味合いが含まれています。
使われる場面
独立基礎・布基礎・べた基礎のいずれでも、根切り底を均したあとに砕石を敷くのが一般的な流れです。
床付け面(根切り底)は、乱さないように仕上げる必要があります。
しかし、掘りすぎてしまったり、どうしても不陸が生まれたりします。こういった不陸を均すことを目的として、砕石を敷き転圧を行います。
砕石地業はかつての割栗地業に代わる工事になるため、ただ敷き均すのではなく十分に転圧を行い、その厚みを守ることが重要です。
厚さの目安は60〜100mm程度で、設計図に記載があります。
砕石の厚さは、その上に打つコンクリート(レベルコン・捨てコン)の厚さとあわせて、基礎梁の断面リストに記載されています。
種類と規格
砕石は岩石やコンクリートがらを破砕したもので、粒度によって呼び名が分かれます。地業に使うのは「40」の付く規格品と思ってもらえれば大丈夫です。
いまの主流はコンクリートがらを再生した「RC-40」(再生クラッシャラン)です。価格と環境面から、ほとんどの現場でこちらが使われています。天然の岩石を砕いた「C-40」(クラッシャラン)が指定されることもあります。どちらも最大粒径40mm程度で、細粒分が締固め後の安定に効きます。
砕石の最大粒径が40mm程度あるので、砕石の厚さも60mmとしていることがほとんどですね。
それより厚さが小さくなると、砕石の重なり方によっては適切な厚さを確保できなくなってしまいます。
どちらを使うか、締固めをどの程度まで行うかは、設計図書や特記仕様書の指定に従います。
関連語
- 割栗地業 — 割栗石を小端立てに並べ、目つぶし砕石を入れて締め固める旧来の地業
- 床付け — 根切り底を所定の深さ・形状に仕上げる作業。砕石を敷く直前の面
- 捨てコンクリート — 砕石地業の上に打つ、墨出し・型枠の下地用コンクリート
- クラッシャラン — 岩石を破砕したままの砕石。C-40 がその代表で、コンクリートがら由来のものが RC-40
砕石の種別や層厚、転圧の管理値は設計図書と地盤条件で変わってきます。「いつもこの厚さだから」で進めず、図面の指定を床付けの段階で確認しておきましょう。

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