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足場の鉛直荷重に対する強度検討書【Excel版計算書】

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足場の鉛直荷重に対する強度検討書(エクセル計算書)

足場の鉛直荷重に対する強度検討書をエクセルで作成しました。

足場の計算書というと風荷重に対する壁つなぎの強度検討が思い浮かびますが、「支柱1本あたりに何 kN 作用し、その荷重に対してジャッキベースが支持できるか」など鉛直荷重に対する強度検討もセットで必要になります。

とはいえ、足場の自重を出す作業は地味に手間がかかります。建枠・ブレース・布板・幅木・垂直養生材を段数分ひろって、1段目に付かない部材と最上段に無い部材を分けて…という積算を、案件ごとに手で組み直すのは現実的ではありません。

そこで、条件を入力すれば計算書の形まで出るように作成しました。

目次

使用にあたっての注意

この計算書も万能ではありません。

誤った条件を入力しても、それらしい結果が出てきてしまいます。

部材の単位質量が、採用するメーカーのカタログ値と合っているかを確認してください。
特に建枠・支柱の許容耐力とジャッキベースの許容支持力は、既定値を入れてありますが、実際に使用する製品のカタログ値に必ず確認・差し替えを行ってください。

入力ミスも必ず起きます。作成後は見直しと検算をお願いします。

風荷重側の検討とセットで考える場面が多いので、まだの方は先にこちらも読んでおいてください。

使い方

シートタブは「使い方」「入力画面」「計算書」「計算書(梁枠部)」「種類設定」「部材マスタ」「更新履歴・免責事項」に分けています。

使い方

シート構成と作成手順をまとめています。まずはここを確認してください。

入力画面

セルの水色塗りつぶしの部分に検討条件を入力または選択肢より選択してください。基本的には、この入力だけで計算書が自動的に作成されます。
青文字の部分は、自動計算または表から抜き出す数値です。

入力するのは、足場の種類・段数・スパン長・垂直養生材・積載荷重、それに許容耐力です。梁枠がある場合は、梁枠の欄も入力します。

計算書

労働基準監督署に提出できる体裁の鉛直荷重計算書です。
このシートを印刷して利用してください。入力値を修正する場合は、入力シートから修正します。

計算書(梁枠部)

梁枠の採用の有無によって、計算書のページ(シート)を分けています。
梁枠の検討が必要な場合は、一般部とあわせて1つの計算書として完結します。

種類設定

足場の種類と垂直養生材を登録できるマスターシートです。
枠組足場・次世代足場・単管足場は標準で入っています。ここに自社で使っている足場を追加できます。

ジャッキベースの許容支持力は、ジャッキの張り出し長さによって変わります。張り出し長さごとの値を登録しておき、入力画面で選ぶようにしています。

部材マスタ

部材名・単位質量・組数・計上区分など、足場の構成をまとめるマスタです。
計算書では枠組足場、単管足場、次世代足場(アルバトロス)を標準として事前作成しています。

必要に応じて、足場の構成を追加入力可能です。

注意事項

足場を構成する部材の質量は、メーカーカタログ値を入力する前提です。標準登録の数値はあくまで一般的な製品の値なので、実案件では必ず確認してください。

十分なチェックを行っておりますが、万が一、誤記があっても当方では責任を負えませんので、ご了承ください。

ダウンロード

ダウンロードの前に、どのような計算書が作成できるのかわからないと利用しにくいと思いますので、PDFのサンプル計算書を用意しました。

計算書サンプル

Excel版の計算書は以下のリンクから購入・ダウンロードをお願いします。

更新情報

2026-08-29:Ver.1.00 を公開しました。

この計算書で行う検討の流れ

パラメータを入力するだけでは、鉛直荷重の検討の本質がつかめません。何をどの順番で確認しているのかだけ、先に押さえておいてください。

1. 設計条件

足場の種類・段数・スパン長・垂直養生材・積載荷重と、比較に使う許容耐力を整理します。

2. 足場一般部の検討

1スパン分の部材を積み上げて足場自重 D を出し、積載荷重 L を足して総鉛直荷重 W とします。
これを建枠の脚一本あたりの荷重 N として、建枠の脚(支柱)の許容耐力およびジャッキベースの許容支持力を比較検討します。

足場の鉛直荷重の算定において、足場の構成と積載荷重が計画の肝となります。
足場の構成は標準的な物を用意していますが、重量がある部材を使用するときは追加設定してください。
また、積載荷重は最大積載荷重の2層分を見込むのが一般的です。
標準値では、幅914足場の370kg×2層としています。

3. 梁枠部の検討(梁枠ありのみ)

出入口などで開口を設けた場合、開口の上に載っている足場の重さは梁枠が受け、その荷重は開口両端の建枠へ流れていきます。梁枠の受け部1点あたりの荷重と、端部建枠の足元をそれぞれ確認します。

端部の建枠には、本来負担する荷重に加えて梁枠からの荷重が流れます。そのため、一般部より厳しい結果になります。

計算の中身、係数や分担の考え方は上の解説記事にまとめています。

検討の条件がわかっていないと、現場で計算書どおりに施工できないときの対処や、足場を一時的に資材置き場にしたいといった突発的な対応ができなくなります。

計算の本質を理解したうえで活用していきましょう。

計算書作成業務の依頼

計算書があっても、実際の現場に即したパラメータの設定がわからないということもあるでしょう。使用している足場メーカーの部材構成をどう登録すればよいか、梁枠部の開口条件をどう読み替えるか、といったところです。

そこで、この計算書を使用した足場計算書の作成支援をいたします。
施工条件の共有・費用・期間などお気軽にお問い合わせください。

足場の鉛直荷重に対する強度検討書(エクセル計算書)

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