布板(ぬのいた)とは、足場に取り付けて作業員が乗る作業床のことです。
枠組足場等で使う滑り止めのために有孔鋼板製の作業床を「アンチ」(語源はアンチスリップ鋼板)と呼ぶため、布板のこともアンチと呼ぶことも多いです。また、鋼製布板と書かれる場合もあります
一般的に布板と呼ばれるの枠組足場やくさび緊結式足場などに設ける作業床でフックが付いており、建枠上部に引っ掛けることで作業床を素早く設置できるものを指します。
使われる場面
躯体工事から仕上工事まで、足場を組むあらゆる場面で布板を使います。
建地と建地のあいだに掛け渡し、枠組足場では建枠のフックで引っ掛けます。
また、布板は幅500mmのものの他に、半布板または補助布板と呼ばれる幅240mmのものがあります。一般的な914幅枠では、この2つを使用して作業床を構成しします。
階段枠の設置が困難な狭隘部の足場や内部足場では昇降の範囲にタラップ・ハッチ付き布板を設けて昇降として使用することもあります。昇降用の布板を採用する場合は、昇降後必ずハッチを閉めることを徹底させ墜落防止を徹底しましょう。
作業床の寸法規定
布板は労働安全衛生規則第563条にいう「作業床」にあたります。
作業床は、高さ2m以上の足場では寸法が定められています(つり足場を除く)。
床材の幅は40cm以上、床材間のすき間は3cm以下、床材と建地とのすき間は12cm未満。すき間が広いと工具や資材の落下、つまずきの原因になるため、割付けの段階で板の幅と枚数を合わせておきましょう。
また、この規定で分かる通り、半布板(幅240mm)単体では作業床にはなり得ません。施工状況によりここの幅しか設けられないという場合は、作業床ではありませんので、墜落防止用の手すりの設置や作業時の安全帯の使用が必須になります。
関連語
- アンチ:枠組足場で使う有孔鋼板製の布板の呼び名(アンチスリップ鋼板が語源)
- 踏板:単管足場・くさび緊結式足場で使う作業床の呼び名
- 幅木:床材のすき間や端部からの落下・飛来を防ぐ板
- 腕木(コロバシ):布板を受ける横材
布板は毎日足場に上がる作業員が直接足を乗せる部材です。掛かり代とすき間の管理は、組立のときだけでなく点検のたびに見ておきましょう。

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