型枠・支保工とは、コンクリート打設時に生コンクリートを所定の形状・寸法に成型するための仮設構造物です。
型枠はコンクリートの側圧を受け止めるせき板・端太角と締付金物(セパレータ・フォームタイなど)で構成され、支保工はその型枠を鉛直方向に支持するパイプサポートや枠組支保工などをさします。
両者はセットで計画・施工されるため、「型枠支保工」と一語でまとめて呼ばれることも多く、労働安全衛生規則でも「型枠支保工」として安全基準が規定されています。
使われる場面
型枠・支保工は、鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の建物において、基礎・柱・梁・スラブ・壁のコンクリートを打設するあらゆる工程で使用されます。
特に梁下やスラブ下の支保工は、支柱の高さや間隔が強度・安全性に直結するため、打設計画の段階で強度計算書として整理しておくことが求められます。
労働安全衛生規則第239条以降には型枠支保工の設置基準が規定されており、支柱の間隔・水平つなぎの設置義務などが定められています。
コンクリートは、打節の最中も少しずつ硬化が始まることから、コンクリート速圧を計画する上でも、打節計画と型枠の強度計算はセットによってきます。
設計荷重の見落としや支柱の早期撤去は重大な崩壊事故につながるため、コンクリートの圧縮強度が所定値に達したことを確認してから解体するよう注意が必要です。
関連語
- せき板 ― 型枠のコンクリート接触面材。合板・鋼製・樹脂製などがある
- セパレータ ― 型枠の内法幅を保持する締付金物
- パイプサポート ― 支保工の代表的な可調支柱部材
- コンクリート側圧 ― 打設速度・気温・打設高さに応じて変化する型枠設計の基本荷重


コメント