シノとは? 建築道具の世界

建築現場では多くの道具が使われています。普段のDIYでも使うものや、専門の職人でないと使うことがないようなものまでさまざまです。

今回はその中でも「シノ」という道具について、どのような道具か、現場ではどのように使われているかを紹介していきます。

シノとは?

シノとは、先端がとがった道具です。

ただ、それだけか!?と思われたかもしれませんが、
一般的にシノとして認識される道具の形状は、先端がとがっていて少し曲がりがついた道具になります。

その役割は、鉄線(番線)の結束と締付けに用いられます。

シノを用いた番線の締付け

建築現場では、モノを固定したり、束ねたりするときに番線と呼ばれると呼ばれる太めの針金(鉄線)が用いられます。
番線は、作業床となる足場板の浮き上がりを防止するために固定したり、材料を束ねたりと、ありとあらゆるところで用いられます。

この番線がしっかり締ってないと、足場板が外れて墜落につながったり、運搬中に束ねた物が崩れたりと、万が一には災害につながってしまうかもしれません。

したがって、番線をしっかりと隙間なく結束、締め付けする必要があります。
ただ、現場でよく持ちいられる番線は、12番線とも言い、径が約2.6mmもあります。人の力で曲げることは可能ですが、きつく締め付けるとなると困難です。

そこで、シノを使って、しっかりと番線を締め付けを行う必要があります。

シノを使って締め付ける

番線の締付けは、一般的なやり方としては、番線をU字型に曲げ、曲げた方(Uの下側)にシノを差し込み捻じ曲げていきます。

下の写真は、単管パイプと金網フェンスをなまし番線で締め付けている状況です。
右側の単管パイプ部に番線で丸ができている箇所がありますが、ここがシノを差していた箇所になります(もう少しいい写真があったら差し替えますw)。

番線の締付け方法はいくつかありますが、この結束方法が最もポピュラーと思います。

なまし鉄線による結束

シノは様々な道具に付随している

シノは、先端がとんがっているシンプルな道具であるがゆえに、シノのみの機能を有している道具を持っている作業員は非常に少ないです。

シノの多くは、ラチェットやバベールなどの柄が長い道具に付随していることが多いです。
躯体工事であれば、鳶工、大工、土工などが番線の結束を行う機会が多い職種かと思います。この三者はシノと同じようにラチェットなども使用しますので、シノ付きのラチェットを持っている方が多いように思います。
(というより、シノがついていないラチェットを見たことがありません、、、)

ハッカーもシノの一つ

ハッカーという道具はご存じでしょうか。
ハッカーは、鉄筋工が主に結束線の締め付けに使う道具です。鉄筋結束用に、持ち手が回転したり、先端がかぎ状になっていたりと形状は違うのですが、ハッカーもシノの一種といえることができます。

ただ、現場でよく目にする、耳にする道具の使い分けとしては、ハッカーとシノは完全に分けられているように感じます。
ハッカーについては、別記事で紹介していきますの、また興味がありましたらご覧ください。

おわりに

建築道具の「シノ」について説明しました。
建築に従事している方であれば、シノという道具は知らなくとも、様々な道具に付随しているので、見たことはあると思います。

建築には、多くの道具が登場しますので、引き続き建築道具の発信をしていきます。

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