現調−ゲンチョウ−とは?何故やるのかその意味と見るべきポイントを解説

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今週とある病院の改修工事に向けて現調に行ってきました。

目次

現調とは

建設業でいう現調とは、現地調査のことです。

一般的には、建設工事に際して、事前に工事場所を確認すること、調査・測定等をすることを指します。

現調を行う時期は、一概には言えませんが、営業・積算段階で、敷地条件、周辺(道路等)の状況を確認することになります。

さらに、受注〜着工の段階で、工事計画に際して、土質などの調査を行ったりします。

あくまで調査ですから、工事が始まる前に建築主・設計者との打ち合わせではなく、実際の建物が立つ場所を確認しにいく行為になります。

また、工事が始まってしまうと、そこは現地ではなく、工事現場となりますので、現調という言葉は使わなくなります。

現調で気をつけること

何をしにいくか

現調に行くわけですから何かしらの目的があります。

現調の目的を明確に
  • 何を明らかにするために行くのか
  • そのために必要な道具、事前の準備は何か

どんなことでもいえますが、目的を明確にすることが重要です。ただ行く、その場で何か気づくだろうでは得られる情報が絶対的に少ないです。

まだ工事前であることを意識

まだ工事開始のお知らせをしていない段階でゾロゾロと現地を確認に行くわけです。

地域住民や既存敷地内であれば利用者等からの視線もあります。

調査ですので、作業服など動きやすい格好で行きたくはなりますが、スーツで行く必要がある場合もあります。服装も事前に確認して望ましい格好で臨みましょう。

現調でどこを見る?

我々は建設のプロです。設計図を見た時点で建物のイメージはあらかたつかむことができます。

設計図書に現れていない敷地条件、敷地の起伏、周辺道路の交通量や通学路の有無など条件を確認すること。

実際に工事が始まった場合を想定し、仮囲いやゲートをどこに設けることが望ましいか、工事に支障となる電柱やバス停等はないか、実際の工事をシミュレーションして見るべきポイントを把握しておきましょう。

工事敷地の中は、工事が始まってからでも対処できますが、敷地の外は、問題が生じ、諸官庁等と協議となると工事がストップとなったり、対応が難しい場合が多いです。

どういった制限があるかしっかり確認し、工事部隊にしっかりとタスキをつなぎましょう。

まとめ

今回は言葉について説明しました。建設用語いろいろありますので、仕事中気になった言葉があれば今後も説明していきます

それではまた次回。

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