監理技術者講習のオンライン講習流れ、事前学習は必要か

監理技術者講習の流れ

監理技術者は、現場管理を行う技術者に必須ともいえる資格の一つです。

今回の記事では、監理技術者登録の前に受講が必要な監理技術者講習について実際に受講した私の経験をもとに講習の流れや試験について説明していきます。
また、今回はオンラインでの監理技術者講習を受講しましたのでオンライン講義での流れを説明していきます。

監理技術者、監理技術者講習とは

まず、監理技術者とは、監理技術者講習とはという項目を簡単に説明しておきます。
監理技術者と講習とで分かれている少し独特な資格ではありますので、はじめて受講するという方は目を通しいただければと思います。

監理技術者は、建設工事において現場管理の技術水準の向上に向け配置される技術者およびその資格のことです。
また、建築・土木に限らず公共工事において元請は請負金額によりその配置が義務付けられることもあるため、現場管理者は必ず保有しておきたい資格です。

監理技術者の資格取得のためには、一級建築士や一級施工管理技士といった資格の保有または実務経験年数といった資格取得のための条件があります。
また、監理技術者に登録するためには監理技術者講習を受講する必要もあります。

監理技術者資格は、監理技術者資格証を交付する団体と監理技術者講習を実施する団体が分かれており、まずは監理技術者講習の受講、その後その受講修了証明を持って監理技術者登録という2段階に分けての手順が必要です。
まずは、監理技術者講習を受講し、その修了証明を持って、監理技術者登録を行います。

また、監理技術者には有効期限があり、有効期限が切れる前には再度監理技術者講習を受講する必要があります。
これは、監理技術者が最新の知見を常にアップデートしていくためのもの継続学習の重要性を説いていることになります。

それでは、次章より監理技術者講習について解説していきます。

監理技術者講習に事前学習は必要か

まず、講習・更新が必要な資格において皆さんが一番気になるのは、受講前に事前学習しておく必要があるのか、試験結果によって資格はく奪という可能性があるのかということではないでしょうか。

監理技術者講習は、講習の最後に試験があります。
まず、監理技術者講習の試験は、事前学習の必要はありません。

監理技術者講習は、最新の知見を得たり継続的に学習することが目的になっていますので、講習を受けること自体が継続的学習としてとらえられています。
また、最後に試験はありますが、回答はすべてテキストに書いてますしテスト結果が悪かったからと言って受講証明がもらえなかったということを聞いたことがありません。

私は今回はじめてオンラインでの講習を受講しましが、これまでの対面式の講習でも事前学習は必要ありませんでした。
対面式で講習を受けていた時は、受講後すぐに監理技術者講習の修了証をもらえていたことからも講習受講自体が大事ということがわかります。
なお、オンライン講習では後日郵送されると案内されています。

オンライン講習による流れ

監理技術者講習は様々な団体が開催してますので、今回は私が受講した一般社団法人建設業振興基金が主催する講習会の流れについて説明します。

受講申し込み

まず、受講の申し込みはインターネットで各自行います。
インターネット検索で監理技術者講習と入力・検索するとヒットしますので、各ホームページの流れに沿って申し込みをしていきましょう。
一般社団法人建設業振興基金の場合のリンクを一応掲載しておきます(建設業振興基金HP)。

対面式講義の場合は、日程と会場が指定されますが、オンライン講義の場合、日程は自由に選ぶことができました。ただし、テキストの発送があるので1週間程度先からの選択でした。
時間は朝9時から夕方16時半までというのは変わらないので1日拘束されることにはなりますが、日程を自由に決めれるのは業務しながらではありがたいことです。

また、申し込みの際にPC環境の確認と本人確認の登録も行われました。
動画配信になるので、音声環境のチェックはもちろんですが、webカメラのチェックもありました。講習当日はwebカメラをONにしておく必要があります。

やはり、オンラインとなると替え玉や他業務を行いながらのながら受講という問題が発生してしまうのでしょう。
今回の場合は、webカメラを常時ONにしておき、適宜本人確認を行うという確認方法がとられていました。
また、受講中に不在が続いたりすると携帯電話のSMSにメッセージが届くこともあるようです。私はメッセージは送られてきませんでしたが、受講していないとみなされ受講修了証がもらえないということだけは避けるようにしましょう。

オンライン講義

さて、ここからはオンライン講義当日の流れを説明していきます。

講義は、対面式でも変わらず、「建設工事に関する法令・制度」、「建設工事に関する技術上の管理」、「環境管理」、「最近の建設技術の動向」という順で講義が行われます。

オンライン講義においても、自動音声ではなくしっかりとしゃべりのプロが語ってくれましたので、長時間でも聞くのが苦痛ということはありませんでした。ただずっとテレビを見ているというイメージなので疲れました。
対面式の場合、説明する講師によっては以上に眠くなったり、滑舌があまりよくなかったりということもありましたので、こういった点でもオンライン講義はよかったなと思いました。

基本的には、テキスト通りに解説を進めていき、時間の都合上飛ばす節もあるということでしたので、テキストを見ながら説明を受けた箇所を線を引いたり、付箋を貼ったりすればよいかと思います。

オンライン講義ですが、ビデオの再生は自動的に行われますので、途中休憩が入ったりします。
特に注意点としては昼休憩の時間が少ないということでしょうか。50分くらいしか時間がなく昼休憩後は本人確認が入りますので、どうしても早めに着席したくなります。

また、本人確認ですが、申し込みの時に登録した身分証明証をカメラに向けて写真を撮ることで行います。
身分証明書をカメラに向けたからといって事務局から何か連絡があるわけではありません。

講習修了試験

すべての講習が終わると講習試験が行われます。
冒頭でも記載しましたが、特に事前学習は必要なく、テキストに回答は記載されますので、講習中はどこにどのような内容が書かれてりるのかをある程度把握しておくようにしましょう。
監理技術者と言えど、普段行っている業務によってその予備知識はバラバラです。何も確認せずに解ける問題もあればテキストを確認しないと不安という問題もあるでしょう。

試験は〇×ですが、意外と時間が短いという印象でした。
ただ、ここでいう時間が短いというのはすべての問題をテキストのどこに書いているのか確認しながら回答をしていくと時間が足りないということです。
テキストを確認しなくてもわかる問題は、どんどん解いていったほうが良いと感じました。

受講後の対応

受講後の対応という章タイトルとしていますが、受講後、講習に関しては基本的にすることはありません。
講習の最後の試験が終わるとそのまま講習会終了となります。特にメールなどでも連絡があるわけではなく後日、1週間程度で修了証が発送されるというメッセージがある程度です。

受講が修了したか気になるという方は、受講した団体のHPなどから確認することをお勧めします。
一般社団法人建設業振興基金の場合は、マイページから受講履歴が確認できます。

受講修了証が届いた方は、その後監理技術者登録を行います。
監理技術者登録は一般社団法人建設業技術者センターというところが交付申請しています。登録の際に講習修了番号が必要になりますので入力しましょう。

また、監理技術者証が届いたら、シールタイプになっている講習修了証を監理技術者証の裏面に張り付ける必要があります。
修了証は、監理技術者登録が終わるまでなくさずに保管しておきましょう。

おわりに

監理技術者更新講習のオンライン講義について解説してきました。
これからオンライン講義はますます増えていくと思います。特に各団体が行っている講習会は、講師を招く必要がないので双方にメリットがあるのではないでしょうか。

ただ、替え玉・カンニング・業務中の並行受講など問題は完全に解決できているわけではないので、これからもオンライン講義の形態は変わっていくかもしれません。

建設業もAI、IoTの流れが急速に入ってきていますが、こういったものからデジタルに慣れていくのもいいかもしれません。

監理技術者は登録と受講に分かれてますので、申し込み手順などをしっかり把握して有効期限が切れてしまわないように注意しましょう。

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