仕上診断技術者の講習と修了考査

会社からも言われたし、毎年何か取らないといけないし、、仕上診断技術者の資格講習を受けよう。
でも、仕上診断技術者の講習、修了考査ってどういうことをやるんだろう?予習して臨んだ方が良いのだろうか?

皆さんも資格、講習を受ける際、このように思ったことはないでしょうか?
建設業には工種、工法等多岐にわたり様々な協会がありそれが独自で資格試験、講習を行なっているものが多くあります。
しかし、一般的に知れ渡った資格のように過去問などが出回ってるわけでなく講習に周りに過去講習に参加した方がいなければ、講習に行ってみないとわからないというのが現状です。

そこで、私が受講したし資格試験、講習の概要を紹介していきたいと思います。
※講習内容には触れていませんのでご了承ください。

 

1.仕上診断技術者

仕上診断技術者とは、建築物の非構造部の物理的な劣化診断、社会的劣化診断、安全・耐震性診断など多面的な診断を行い、建築物の維持保全を推進する資格者です。

もう少し具体的に業務内容を書きますと、依頼主(建物所有者等)からの依頼を受け、建築仕上に関する診断を行い、その劣化度を判定し、修繕・改修の方策を提案することで建築物の維持保全を推進することです。

また、一般にビルディングドクター(非構造)と呼ばれます。

2.仕上診断技術者講習

仕上診断技術者の講習及び修了考査は、講習を2.5日受講し、修了考査に合格する必要があります。

まず、講習ですが、仕上診断技術者講習テキストを基に講義が行われていきます。

講義内容ですが、①仕上診断技術者について、②関連法令について、③建築一般知識(構造種別、材料が主)、④各仕上げごとの仕上診断方法、劣化判定、劣化度の評価基準、⑤仕上診断および報告の進め方(※2018年講習時)等を学校の教授や企業の技術職の方など有識者から講義を受けていきます。

講義の中で実際に業務に使うような仕上診断方法や各仕上げごとの劣化度の評価基準を学習できますが、すべて覚えることは不可能です。また、受講者の診断の専門性もバラバラですが、テキスト・講義の内容は業務にも活かせますし、非常にためになるものです。資格習得後も業務の中で振り返ることが重要であると感じました。

ただ、テストですから、今回は、2.5日かけて、テキストの重要項目を頭に叩き込む必要があります。講義の中でポイントを説明してくれますので、長丁場ですが、講義をしっかり聞くこと、ポイント項目の振り返りを十分に行うことが必要になります。

 

3.修了考査

修了考査は、四肢択一の問題および論文になります。

四肢択一については講義の時のポイントを十分に理解していれば解ける問題が多いと思います。「最も不適、最も適している」を選択する問題です。一字一句覚えていなくても解くことができます。
また、受講者はこれまでの実務経験もありますので、半分はこれまでの知識でも解くことができます。焦らず丁寧に解いていくことです。

論文については、仕上診断技術者の業務の中から業務の進め方、見るべきポイントなどの問いに対し、1000字程度で論文として記載していきます。(2018年修了考査時)
ただ、論文といっても問われていることに対し、的確にこたえるよう記載していけば問題ないと思います。

また、論文の範囲は大雑把ですが、講義の中でも教えてもらえます。3日間の講習ですから、夜しっかり復習して、その範囲を自分の言葉で説明できるようになればよいかと思います。

受講者については、仕上診断を業務で行っている方、その仕上げ工事の職人または番頭さん、設計、私のようなゼネコン社員様々な業種の方がいました。普段の業務から文章を書きなれていない方は内容を理解していても文章にするというのに苦労しているような印象でした。
基本的に論文の問いに対して、800-1200字という文字数は多すぎると感じました。いきなり書き始めるのではなく、章立てを行い、書くことおよび書く範囲の目安を決めたほうが良いと思います。

4.講習の準備等

講習テキストも当日配られます。基本的には前もってやることはないかと思います。

3日間という長時間です。
①普段デスクワークや講習に慣れていない人は講義をしっかりと聞くという覚悟を持っておきましょう。
②業務の都合をつける、引き継ぎを確実に行っておきましょう。私の隣の受講者は数時間おきに電話があり(バイブ)非常に迷惑でした。

私は仕事柄多くの資格を受講することが多いですが、いつも思うのは資格を取ったからと行って仕事ができるようになるわけではないということです。
目的をしっかり持ち講義に臨みましょう。

 

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