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朝顔(あさがお)とは|足場からの落下物を受ける防護棚の設置基準

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朝顔(あさがお)とは、足場の外側に斜め上向きへ突き出して取り付ける、落下物を受け止めるための防護棚のことです。
正式には落下物防護棚、現場では単に防護棚とも呼ばれます。斜め上に開いた形が花の朝顔に似ていることから、この通称が定着しました。

目次

使われる場面

市街地の工事で、外部足場が道路や隣地の境界に近いときに設けます。歩道の上空や現場の通用口まわり、隣地に面した側など、一般の通行者や車が通る位置の真上が対象です。
足場から工具や端材が万が一落ちても、斜めの受け板がそれを止めて内側へ(建物側)滑らせる仕組みです。

メッシュシートなどの垂直養生材は飛散を抑えるための仮設材で、落ちてくる物の重さまでは受け止められません。外部足場が敷地外に隣接する箇所では、朝顔をどこに何段設けるかは仮設計画図に落とし込み、足場の組立て前に決めておきたいところです。

設置基準と法令

建築基準法施行令第136条の5第2項で、工事現場の境界線から水平距離5m以内かつ地盤面からの高さ7m以上の場所から物が落下するおそれがあるときに、落下物による危害を防止する措置を求めています。

防護棚の具体的な寸法は建設工事公衆災害防止対策要綱(建築工事編)第28(防護棚)が定めており、骨組の外側から水平距離で2m以上突出させ、水平面となす角度は20度以上。工事を行う部分の高さが地盤面から10m以上なら1段以上、20m以上なら2段以上を設けます。

労働安全衛生規則第537条(物体の落下による危険の防止)もあわせて確認しておきましょう。

また、朝顔を設置すると道路の占有許可申請が必要になります。
道路の使用許可と占有許可は、同じ道路を使用することに対する許可ですが、それぞれ届け先がちがいます。今回の占有許可は道路管理者(市や県など)に届け出が必要です。

関連語

  • 壁つなぎ:足場と躯体をつなぎ止め、倒壊や振れを防ぐ部材
  • 単管足場:朝顔の骨組を組むときのベースになる足場形式
  • ブラケット一側足場:狭小地で使う一側足場。朝顔の取付け可否は骨組の強度で判断する
  • 垂直養生シート:足場の外周を覆い、粉じんや小片の飛散を抑える仮設材

朝顔は通行人や近隣の車を守る最後の受け皿です。段数と角度は敷地条件で変わるので、足場の設計図がそろった段階で一度見直しておきましょう。


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