建築にはさまざまな工事や工法また、いろいろな材料を用いるので、専門用語がたくさんあります。
専門用語は、現場管理する中で少しづつ覚えていけばいいと思いますが、知らない用語をなんとなく知ったふりで打ち合わせなどを進めていくと思わぬ誤解や認識の違いを生んでしまうことになります。
鍵穴が付いている方の名前
扉のドアノブ部分についている鍵穴。
鍵を差し込む穴が付いている方と内側から手動で開閉できるようにツマミがある部分それぞれに名前があります。
鍵のうち、鍵穴が付いている方の名前、、、シリンダー
鍵穴部分の名前は、シリンダーと呼びます。
シリンダーは、一般的な名称で円筒を意味する英語ですが、油圧ピストンの機構なんかもシリンダーと呼びますね。
本来は、鍵穴と反対側のツマミの部分も含め、全体を鍵シリンダーと呼ぶのですが、こういった鍵穴側をシリンダーと呼ぶことが多いです。
建築現場での使われ方
内装工事に入る前に、扉のどちらに鍵穴とするか、つまみを付けるかといったことは、施主交えて決定していきます。
部屋の用途に応じて、決めていく必要がありますし、避難通路の場合は、普段は操作できないようにカバーを付けているけど、有事の際は、カバーを壊して鍵無しでも開錠できるようにしておく必要あります。
扉は、どちらをシリンダーとするかツマミ(サムターン)とするかは、特殊な道具を用いることで引き抜いて変更することが可能です。
基本的には、メーカー工場で製造・出荷の際に、あらかじめ設定してから現場に納品されますので、内装工事が始まる前に、こういった打ち合わせをしておく必要があります。
また、実際の現場管理でも、施工図にサムターン、シリンダーの分別を記載しておき、方向が間違っていないかをチェックします。
おわりに
建築には専門用語がいっぱいです。 私も新入社員の時に用語集やポケットブックを買って勉強しました。
また、テキストだけでは、個別の工法や職人との会話の中での通称(商品名が一般化していたり)まで把握できませんので、ネット検索することも多かったです。
自分で調べた用語や失敗から覚えた用語って、記憶に残りやすいです。 少しずつでいいので、専門用語覚えていきましょう。
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